吉村昭さんが亡くなった・・・・・・・
「誰やねん!」と思う人も多いと思うが、オレが好きな作家さんである。
もう5年くらい前になるだろうか?偶然本屋で見かけたゼロ戦に関する文庫を見つけたのが吉村昭を読み始めるキッカケであった。その文庫の巻末に「戦艦武蔵:吉村昭」の広告を見て、早速購入。そして読破。
その後、中学のころだか高校のころだか忘れたが、NHKで見た緒方拳主演の「破獄」が彼の著書であることを知り、読破してはまった。歴史(実話)に基づき淡々と、まるで見てきたかのような正確さであるが、「読み物」として小説仕立てにする独特の文体は、読み始めると映画をみているかのような面白さ。
特に印象に残る作品は「高熱隋道」と「赤い人」。
「高熱隋道」は知っている人も多いとは思うが、戦後間もない頃の関西地方の電力不足を解消するために、黒部に発電所を作る話である。高熱とはトンネルを通す際の地中温度が超高温帯にあたる事を示し、当時の技術力と仕事に対する熱い想いをもつ熱血技術者、時代背景がとっても印象深くまた面白かった。
「赤い人」は明治時代にまだ開拓地であった北海道に流されたム所送りの人たちの話。結果的には網走刑務所の開設となるのだが、これも時代背景が非常に面白く、当時の「罪人」に対する非道ぶりと相まって「北海道こえー」と思ったのだ。
はー、好きな作家さんが亡くなるのって、とても悲しいですな。
毎日電車に片道一時間ほど乗っているオレにとって、文庫は「通勤の友」である。ちなみに今読んでいるのは「黒い雨」。これは毎年8月に読むことにしていて、今回で4回目か?読むたびに作品の素晴らしさを感じる。なんで毎年8月にこの作品を読むかというと、戦争の悲惨さを勉強するためでもあり、平和の尊さを痛感したいためである。ああ、平和って素晴らしいね。近隣のミサイル発射実験する国の人も、中東の比較的新しい国の人も、平和がいいっすよ。
2 件のコメント:
なるほど・・・。オイラも去年、見沢知廉が自殺したときはかなり落ちましたね。
ちなみにオイラの8月愛読書は『野火』です。
珍しく書き込みあったら、君なのねん。
今度、野火って読んでみるかな。
黒い雨・・・・・お勧めです。
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